一生に一度だからこそ追い求める理想の家

一戸建てを購入することは一生に一度の大きな買い物と言われ、ほとんどの人は住宅ローンを組み、定年以降もローンを払い続けるような状況の中で自分の家を持ちます。そうした状態だからこそ理想の家を追い求めることは半ば当然のことです。そんな中、全国4000人以上に聞いた理想の家に関するアンケートでは、機能性の高いキッチンを求める人が多く、実際に必要な設備に関しても食器洗い乾燥機がトップになるなど、どちらかといえば便利に利用でき、効率的なキッチンなどを必要とするケースが目立ちました。

これまでの理想の家といえば家族団らんで、キッチンとリビングが一体化したようなキッチンがいいと思っていた人が多かった中で段々と効率的なものを求める人が増えていることが背景にあります。共働き世帯が増え、両親が共に働きに出て、家事をするのは誰かと決まっているものではなく、むしろどちらもこなせるような家庭が増えているのもポイントです。最近の理想の家はまず便利であること、負担がかからないことが最初に来て、余裕が出来たら別の部分を強化するような形になっています。こうしたアンケートは実際に聞いてみなければわからないものであるとともに、そうした観点がなかった人にとっても発見につながります。またお手入れしやすいキッチンも求められるなど、それぞれにとっての理想はあるものの、基本的には同じようなことを考えています。あとは、それぞれの家庭の思いを追い求めていければそれで十分です。